GDP(Good Distribution Practice/医薬品の適正流通基準)
2018年12月、日本版GDPガイドラインが発出されました。 それによって、医薬品物流分野においてGDPガイドラインに準拠した品質管理が求められることになり、当社でもその取り組みを行っています。
医薬品物流におけるGDP準拠とは - 中央運輸の取り組み
配達時の温度スパイクによる荷室内温度逸脱を防止
通常のルート配送による温度スパイクを抑制するために、直送便の運行(ダイレクトクール)を行っています。
ダイレクトクールGDPに必要な要件を満たしたターミナル(中継地)を認定
メディカルクールターミナルリアルタイム運行監視
すべての車両にデジタルタコグラフを搭載。温度、位置情報をリアルタイムで監視しています。異常時に迅速な初動対応が可能です。
衛生管理
清掃記録の作成や防虫防鼠プログラムによる衛生管理を実施しています。
セキュリティ
医薬品の盗難や偽造品の混入を防止するためのセキュリティ対策を車両、施設共に行なっています。ハード面の充実に加え、セキュリティに関する教育も定期的に実施しています。
クレーム(事故)処理
輸送上のトラブル発生対応からお客様への速やかな連絡までを手順書として規定し、明確なワークフローで対応します。
メンテナンス・温度校正
温度管理機器が適正に稼働することを定期的に確認しています。確認手順も社内手順書に規定しています。
文書記録・管理
必要な手順書を整備し、記録作成、保菅、版管理をしています。品質に関する文書類はすべて原則5年保管します。
教育訓練・認定制度
GDP対応に必要な知識を教育プログラムとして策定し、その教育を受けた者を認定し、医薬品の取り扱いを許可します。認定後も教育訓練計画に基づいて年6回の品質に関する教育を実施しています。
自己点検
年に2回、品質管理室が実地点検を実施し、継続的な改善活動によりGDP対応の精度を向上させています。